2007年10月12日金曜日

上野公園

今日はお休み。上野公園に久々にぷらりと散歩に出かけた。上野公園は、不忍池に鴨がいっぱいいるので、去年の冬はよくでかけた。今日はいるかな鴨。

まずは、不忍池へ。



蓮?が生い生い茂茂ってます。

で、いたいた、鴨



って多すぎでしょ!

実は、パンを与えて餌付けしている叔父さんがいて、それに群がっている鴨くんたちでした。種類は、オナガとカルガモだけだったな。
餌をあげることには、賛否両論があって、野生の生態系を壊すからいけないという人と、すでに野生の生態系なんて人間が壊してしまってるんだから、餌をあげることで鴨が生活できるならいいんじゃないという人。
でも、パンを与えてる叔父さんはきっとそんなこと考えてもいないと思う。鴨に囲まれて楽しそうな顔してた。鴨もグァグァ言ってパンむさぼっていた。正直、僕も一度パンを与えて鴨に囲まれてみたかったりする。むぅ、幸せだろうな。
不忍池をぐるりと歩いていると、餌付けおじさんは何人もいた。中でも、パン一枚でセコイ餌付けをしているおじさんがいて、鴨もそのセコさに遠巻きで寄ってこない。そんな鴨に叔父さんは、チビリチビリとパンを投げては、「こっち来い、こっち来い」と必死に叫んでいた。何やねんもう。

鴨に満足した後、相方が来週から旅行に行くので、旅の無事を祈りに上野東照宮へ向う。しかし、いつ来ても思うが、上野公園って小汚い。露天とか、休憩所兼食堂みたいなのも錆びれてるし。浮浪者のおじさんも多いし。大道芸人もいたりして。なかなかよい。幼稚園くらいの頃上野動物園に行ったんだけど、その頃とあまり変わってないように思う。そういえば、虎にションベンかけられたなあ。しょっぱい思い出。

お守りを買ってつぎの目的、下町風俗資料館へ。
下町風俗資料館は前から気になっていたんだけど、なかなか入る機会がなかった。今日は、そそる写真展をやっているとのことで、行ってみた。



一階は、こんなん。大正くらいの家と生活が再現されています。これもかなかおもしろい。で、こういうの好き。テンションあがります。多分こういうところで写真とるのは禁止なんだろうけど、なんだかゆる~い空気が流れていたので、バシバシ撮ってしまった。すみません。

で、お目当ての写真展が開催されている二階へ。

写真展「下町の記憶」~アマチュアカメラマン加藤益五郎が写した風景~

加藤益五郎(明治33年[1900年] 台東区生まれ 昭和52年没)

大正12年から昭和8年頃まで、東京の街にくらす人々や関東大震災の復興をフィルムにおさめたアマチュアカメラマン。

街頭でみかけたポスターの写真



がぐっと来たので、見にいった。

こんなの。







1920年頃の東京で生活する人々の写真。飾り気のない人々の表情や、発展の匂いを感じさせつつもまだ素朴な生活を想像できる町並みの写真。またまた、改めてショック。80余年前の日本、この変わりよう。何だかなぁである。

そして、せっかく上野に来たので。ちょいと一杯。ガード下へGO!
ビンビールとモツ煮の豆腐のみと焼き鳥二本をいただきました。



豆腐、厚揚げが入ってた。夏には入ってなかったので、涼しくなると投入される模様。



ここの焼き鳥がまじでうまい。一人前2本で280円也。

上野はきちんと不味い店も多いが、びっくりするくらい安くてうまい店も多い。最近気づいたことなんだけど。探せばあるのね、大衆の大衆による大衆のための酒場が、上野に。なかでも、ここは最高なんだな。ほんときったない店なんだけど、いい味をだしてくれる。月に一回は行きたいと思う店。アメ横のガード下にあって、ガイドブックでは「大統領」って店が有名なんだけど、そのお向かえにある「文楽」って店。注文するならモツ煮豆腐これで決まり。

短い時間だったけど、久々の上野を満喫でした。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

20年代ってどんな時代だったんだろうね。
その頃には戻れなくても、途切れかけたいろんなつながりを再びつなげ直す。これからは、そんな時代だね。

モツ煮豆腐、うまそうだな。

ふく さんのコメント...

■もりちゃん
途切れた文化の再興。大事業だね。忘れてしまった日本人よ目覚めよ!だね。

モツ煮豆腐はやばいよ~。