2007年6月29日金曜日

愛の肉そば



新橋 「うさぎや」 肉そば \430

立ち食いそば屋。7~8人はいればいっぱいの店。
昼はサラリーマン、おやじでごった返す。
そんな狭い店だが、おもしろ夫婦二人で切り盛りされてる。
とくに奥さんが、おもろい。
週に一度は行く。だいたい金曜日。

店を開けると、

「いらっしゃいませ」

とはあまり言わない。

「ずっと待ってました」

とか

「怖くないから奥へどうぞ」

とか言う。

今日、早めに行ったので、客がいなくて会話することになった。

「お兄さん、うちの次男坊にそっくりなの」
「お父さんとずっと息子が食べに来てるのかと、悩んでたの」

(「えっ」かれこれ一年くらい通ってるけど、ずっとそういう目で見られてたのか!)

「うちの息子じゃないよね?」

「はい、違います。」

「よかったぁ」

(何だコレ)

「ちなみにお名前は?」

(まだ疑ってる?)

「※※です。」

「よかったぁ、うちの次男坊はユウスケっていうの」
「上がダイスケだから、適当にそうしたの」
「三人目ができたら、サンスケになるところだったの」(笑)

「あら、サンスケって言ってもわかんないよね?」
「えっ?」
「サンスケってのは、昔、銭湯で女の人の身体を洗ってくれる人のことをそう言ったのよ。昭和の話よ。」
「だから、サンスケは、やーね、と思ってたら三人目は女だったの。お父さん、よかったね。」
「うん」

もう何がなんだか。

けど、こういう店が好き。



肉そば。うまい。

ごちそうさま。

店をでるときも、

「ありがとうございました」

とは言わない。

「明日も私たちやってますから~」

で見送られる。

明日は土曜日。

愛の肉そば。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

息子とそんなに会ってないのかなぁ?ふくちゃんはそこのお母さんかお父さんに顔似てるの?

息子さんが食べに来るといいね。


Ayako

ふく さんのコメント...

Ayakoさん

いや、普通に会ってそうやし、そんな悲しい話ではない。

それが、似てないの。

息子は、こんな顔にヒゲを蓄えているらしい。