2008年9月23日火曜日

東京近郊農家/高橋淳子写真集

ここ最近ずっと、農業って何やろう。百姓って何やろう。そして、農のある、農的暮らしって何やろうって考えている。というのも自分が農的暮らしをしたいつもりなのだが、まだぼんやりとしていて、畑をやったり農家でバイトしたりしてはいるが、いざ自分は農をどのように暮らしのなかにとりいれていくのか、はたまた実践していくのかが見えていない。
ちょいと本でも読んで勉強するかと思い、図書館に行っていろいろ借りて読んでいる。
借りてきた本の中で、強烈にインパクトがあったのがまずこの写真集。

『東京近郊農家』高橋淳子写真集



中身を見ないでタイトルだけ見て、東京近郊の農家さんの情報が得れればくらいで借りてきたのだが、家に帰って開けてびっくり玉手箱。

農家の人たちの農作業の写真。ごっつい笑顔や憂い。農家の庭先、縁側、老夫婦の一こま、爺さん婆さんたちから滲み出る、農的暮らしの確かさが何よりも逞しい。おそらく戦後の現代農業にどっぷりはまってきたであろう人たち。
戦後の農業について語られる時、農政の被害者であるはずの農家さん達までも同罪のように感じてしまわずにはいられない、そんな偏見をどこか頭の片隅に住まわしてしまっている自分がいつもいる。
登場する畑は単一栽培の畑で、自然農とか有機とかではおそらくない。が、そんなのは無関係に活き活きとした高齢者の農家さん達がおそろしく逞しく映し出されている。この活力、逞しさは一体なんだろう。わかんないけど、強烈にひき付けられる。手ぬぐいをまいて鼻毛むき出しチャック半開きの爺さん、とか。

はたして自分は農というものとどう関わり、どう生きていくのか。それはまだよくわからないが、爺になったとき、この写真集にでてくるようなごっつい爺になっていたいとは思うな。

高橋淳子氏の写真は以下でも見られる。
農業写真家・高橋淳子の世界:フードボイス

2008年9月20日土曜日

俺百姓一覧

話題の百一姓になるための俺百姓の道

【1】草刈機(ナイロンカッター)
【2】草刈機(ハンマーナイフ)
【3】草むしり(ニンジンの株間)
【4】種まき(ダイコン/慣行農法)
【5】種まき(タマネギ/慣行農法)

…随時更新 つーびーこんてぃにゅ~

草刈機、草むしり、種まき

農家でバイトをはじめて5日。
作業は草刈、草むしり、種まき。
少し慣れてきたが、体は毎日筋肉痛。

草刈はモチのロン、機械を使う。
ナイロンカッターとハンマーナイフ。
かわいくない名前。

ナイロンカッターは、よくある刃が鉄のものではなく、
こんな風にナイロンの太いヒモが2本ついていて、

回転させて草を刈る。
この機械、障害物にあたっても刃がナイロンなので危なくないとのことだが、
刈ったものが、かなり自分の方に飛び散る。
フェイスガードと飛散防止エプロンをつけるが、
草だのなんだのが飛び散って、飛散も悲惨。
とくにリンゴ畑が大変。
リンゴが間引かれて大量に落ちているところに、
ナイロンカッターで挑むと、
リンゴがバンバン自分に飛び散る。
フレッシュなヤツはバチッて飛んできて痛いわ、
ちょっとレアなヤツは素敵な香りがする。
10分もやれば防御策もむなしく、
腐ったリンゴでべとべと。
カブト虫でも寄ってくるんやないかというくらい。

ハンマーナイフというヤツは、
いうなれば巨大草刈機。

どどどどど、がががががってガソリンで動くエンジンで進むと、
草刈と草を粉々にしてくれ、一網打尽。
刈る高さなども設定でき、髭剃りみたいなもん。
これで進むと、草むらにいた虫たちが一斉にあたふたとあちこちに飛び回る。
彼らは住処を一気に奪われて、一体どこへ行くのやら、、、
よくある公園の浮浪者の住処を奪うのと同じことか。
この機械は押すとガソリンの排気をもろに吸い込む。
音はデカイし臭いし感じ悪い。
よくこんなもの考えた!農機具メーカーの大バカ野郎。

ナイロンカッターも
ハンマーナイフもいらんわい。
わしゃ鎌さえあれば充分じゃ。

草むしり。
機械では無理なところを手でむしる。
ニンジン畑のメヒシバがすごいはびこっているところを
ひたすらむしることに。
ってうまくいくわけがない。
メヒシバって草は相当やっかいで放射状に根っこを張るし固い。
ニンジンの株元にいると、ニンジンごと抜いちゃうわけ。
自分の畑では野菜と相談して必要に応じてちょちょいと刈って
そのままマルチにするけど、
そりゃ疲れるわい、慣行農法。
ニンジンの株間は約15センチ。
これが単一にぶわっと植わっていて、
その間を縫うようにはびこるメヒシバ、
これをむしるんだから。
朝から夕方までずっと草をむしっても
終わらないっす。
腰は痛いは、手は洗っても落ちない草の汁にやられるわ。
草むしった後は、青虫がつかないよう消毒するんだとさ。
はやく、規格外の野菜が流通する仕組みにしてくだされ農林役所さん。

種まきも。
ダイコンとタマネギをすんごい狭い間隔で
種をまいていく。
もち収量をあげるため。
これもダイコン!って決めたら一日中ダイコンの種をまいている。
腰にくるくるぱー。
タマネギの種なんて、もう小さいから大変。
しかも畝幅60センチくらいの所に、横に条いれて
1センチ間隔で種まいていく。
まき過ぎ!と思う。
まぁ間引くんでしょうが、
草をぜーんぶ無くして土だけのところに所狭しと蒔いて、
草がまたでてきたらムシって消毒して、、、
大変というか無念。

とまぁこんな感じでやってますが、
農作業自体は嫌いじゃないし、
同じ作業をずっとやっているのは、
ある種の禅の境地に至れるような気もして
なかなかよい。

自分の畑で
自分のやり方で
それが毎日できる暮らし。
やりてぇなぁ。
だれか土地くれ~

2008年9月15日月曜日

夏休みはもう終わり~

どうもみなさますいません。
畑に旅に夏休みを満喫しました。

で、
夏休みはもう終わりで、明日からバイト。
お母ちゃんごめんなさい。
会社勤めはもうできましぇん。

ってなことで、
農作業しかできない体になってしまったわけで、
農家でバイト。
農家でバイトっていっても、
有機でも自然農でもない
おもいっきり慣行農法。
普通の近代農家。
なんか得体のしれないものをまくでしょう。
人力じゃなくごっつい機械でおもいっきり耕すでしょう。
ユンボやトラクターやゴボウ植えマシーンとか。
循環とかつながりとか自然とか、、、考えられんっしょ。
機械的であれ農家のバイトは激安。
機械化しないとやってけないらしいが、
機械化してももうかってないのか?
はたまた吝嗇なのか?
機械化しなくても少しでやる暮らし方はあると思うのだが。
持ってる土地の広さと頭のアホさは比例するように思えてならん。
がはは。
しかしながら、
男34歳の値段も時給と自給の狭間也。
ワーキングプアプアプア→ピュアと脳内変換!

嗚呼、、

最新の農家で現実を見てやるぞい。
いつまで持つやらあはははは。

2008年9月6日土曜日

有吉佐和子/複合汚染



レイチェルカーソン「沈黙の春」と二大金字塔。
昭和49年(1974年)僕が生まれた年に書かれた。
34年前。
34年前のこの本は非常に読むべき。

読後、、
わずか数十年でとりまく環境や状況は変われど
汚染に関しては、巧妙に隠蔽されているだけで
よくなっているとは思えなかった。
34年間の自分の汚れについて自問。
もちろん複合汚染の化合物であるとはっきりと自覚。


「複合汚染」

化学物質単体の汚染ではなく、
組み合わさった場合の汚染。
AとBの化学物質が一緒になったとき、
どのような影響を及ぼすかわからない。

単体での確認もままならない。
複合した場合の可能性は無限大。
わからないままどんどん製品化され使用される。
今、尚、続く。
より巧妙に。
基準値などあてにならない。


「土と農薬汚染、それを担う農政。」

戦後まもなく、日本は農政の指示によって
どれだけ農薬を撒いたか。
未だ残留でしょ。
農協の口車に乗せられて、
同じアホでも撒かなきゃ損損ってな具合に
農薬を徹底的に撒いた。
撒かなきゃ害虫侵入問題で村八分。
自分達の撒いた農薬で気が狂って死んでいったたくさんの農民たち。
埋もれた事実。
閉ざされた状況で起こりうる。
こうなりゃ善人に信じるな疑えと忠告しよう。
頭が悪けりゃ何も信じるなと教えよう。
農薬と情報の複合汚染。

農業大国フランス。
国家の言うことをまずフランス人は聞かない。
土壌の汚染度は低い。


戦争による技術や先端科学の進歩。
兵器と金儲けと汚染の関係・・・


CO2削減
ガソリン高
総裁選

エコ不要。
ガソリン不要。
総理不要。

世界中の金を堆肥に!

今為すべきことは
土と空気と水のことだけ。

2008年9月3日水曜日

青春の18きっぷ~食いだおれ編

8月21日から27日まで一週間九州へ行ってきた。
飛行機 ノン
新幹線 ノン
そう
青春18きっぷでいざ西へ。
夜行電車がとれなかったので、
2日かけての大移動。
往復で4日間。
九州にいたのが3日間と、
ほとんど電車の中にいた。
あはは。

語るに語りつくせない旅でしたが、
電車に4日間も乗っていると、景色も存分楽しいが、
やはりおいしいものが食べたくなるのが、
悲しい性。
まずは記憶の色あせないうちに
ウマイものまとめ。


広島名物?カキ大将
ワインでちびちび。
うまい


下関名物?ふく天うどん
ふく(ふぐ)の天ぷらがのって480円也。
うまい。



尾道で途中下車。
地元のおっさんにうまいから入れと強引に言われ、
たまたま入った店で、
鯛の南蛮漬け、タコ刺し、タコ天、タコ飯などなど。
たらふく食って飲んでなんと2000円と激安。
これはまた後で詳しく。


広島で広島焼
予想以上にうまかった。


大阪でたこ焼
やっぱ大阪のたこ焼はうまかった。


博多で駅弁2発。
うなぎに軍配。


熊本で買ったビールのあて2発。
馬ジャーキーの旨さにひひ~ん。

この他にも、
広島駅の駅弁、あなご飯や
静岡の駅弁、もち、うなぎ飯も美味でした。



きわめつけは、
静岡駅構内での立ち飲みで一杯。
これがじつは一番最高でした。