2008年2月29日金曜日

池澤夏樹/光の指で触れよ



風力発電。
ネパール。
夫の浮気。
自己満足な恋愛。
家族の崩壊。
経済至上主義への疑問と不満。
そこから脱却することの不安。
現代人のこれからの生き方、または家族のあり方の模索。
心の奥底に忘却していた幼少期の闇。
レイキ、タントラによる闇の開放。
ヨーロッパにおけるコミュニティの心地よさ。
または、コミュニティの今後の社会での可能性。
パーマカルチャーの希望。
家族の再活動。
藤野に住む。

池澤夏樹/光の指で触れよ

ざっとキーワードを並べればこんなものか。
藤野に移り住んだ自分と少し重なる部分もあり、非常に興味深く読めた。
パーマカルチャーというキーワードが緩くもしっかりと流れ、崩壊した家族がふたたび希望をもち再結成される。このような小説が書かれたことに驚きも感じ、緩やかながら着実にパーマカルチャーを核とした社会やコミュニティの形成がなされていくのではと期待も感じた。

パーマカルチャー関係者は必読です。

2008年2月24日日曜日

キッチンガーデン

本日も晴れでいい天気。こんな素敵な休日の朝には、ごはんと味噌汁ではなく、喫茶店のモーニングのような食事がいいのだ。



溶き卵に少しパルメジャンチーズを入れたオムレツ、昨日のパスタであまったトマトホール缶と、玉ねぎ、キャベツ、ソーセージをコンソメで煮込んだスープ、そして食パンではなく、バターロールをトースターで少し焦げ目がつくくらいに焼く。朝食がキマルとその日一日を愉快に過ごせるかもしれない。そう単純な生きものだよ人間なんて。

こんな素敵な休日にうってつけの過ごし方。お世話になっている宅のS君が、パーマカルチャーの農場「キッチンガーデン」つくりをやっていて、それをお手伝いさせていただく。



杭の木を腐らないようにするため、バーナーで焼く。一瞬で黒く焼けると思っていたが、なかなか黒く焼けないものだ。



つぎに畑の土留め用の木をチェーンソーで切る。木はS君がダムのゴミ置き場から収穫してきた流木。いろんな形があっておもしろい。



チェーンソーで切った木は、S君が一本づつ鉈で先っちょを尖らせてくれ、それを今日の作業のために駆けつけてくれた仲間の女子が畑の境界に打ち込んでいく。尖らせるのも打ち込むのも一本づつ手作業で大変だったと思う。けど、こんな感じになる。すごくよい。



ビンで囲ったところもある。これもかなり素敵。



湿地になる部分の石組みもする。最近、石が好きなのを察知してくれたS君が、この作業を任せてくれる。やはり石組みは楽しい。自然によってつくられた石という素材を、何も加工することなく、ただ、形やバランスなどを見て組んでいく。何も考えなくていいが、ただ積むだけでは決まらない。石の大きさや表情を見て、組み合わせていかなければならない。やっているとこれがピタッとはまる瞬間がある。これが超気持ちいい。石と石の間の余白から、いつか草が生い茂り、生物が宿ることを想像するのもわくわくする。やはり、石、好きだ。



5人がかりで作業して、結構いい感じに進んだとS君も喜んでくれた。
最後に通路におがくずをまくと、うむ、いい感じ。これからどうなるのかが、かなり楽しみなガーデン。本当にわくわくする。



お疲れした!の後は温泉で疲れを癒す。一日作業をしてから入る温泉は、冷えた身体をただ温めるのではなく、回復の作用を実感することができる。ありがたさは100倍。もちろんその後のプシュリは200倍。S君みんな今日はさんきゅうでした。また手伝うぞ!

途中、鶏が脱走していてみんなで追い掛け回すハプニングもあり(笑)

2008年2月22日金曜日

ぶらり下落合

今日は午後から豊島区下落合にお散歩。最近何かとお世話になっているKZT家の近くです。とても閑静な住宅街で、個性的だけど品の良い住宅がいっぱいあって、ぷらぷら歩くのが楽しいところです。

今日のお散歩ルートは、薬王院→野鳥の森公園→おとめ山公園と植物観察しながら歩いた。寝不足続きのため、ぽかぽか陽気で寝そうになりながら。

まずは薬王院に。牡丹やしだれ桜が有名だそう。けど、風化した石仏がいくつかあって、そういうのが好きだから、先生の話もそっちのけで夢中になってしまった。




これは、あ・うん。山門の軒下にあるのがおもしろい。



薬王院に隣接して野鳥の森公園がある。とても小さい公園だけど、ケヤキ、コナラ、湧き水の流れる小川があり、シジュウカラ、オナガ、キセキレイなどが遊びにくるとのこと。今日は、シジュウカラ、ムクドリがいた。

そこからまた少し住宅地を歩く。先にも書いたよう、本当に閑静な住宅街で、歩いていてとても気持ちいい。お金持ちそうな家が多いんだけど、こういう風に瓦を積み上げて塀にしているお家もある。



こんな立て看板がかなりいっぱい立ってた。タヌキがでるのか?タヌキ親父ならたくさんいそうだが。



おとめ山公園へ。「おとめ山」ってのは「乙女山」じゃなくて、江戸時代、将軍様が狩をする場所だったので、一般人は狩猟禁止ということで「御留山」または「御禁止山」と言ったんだそう。ここも立派なケヤキ、コナラ、クヌギや常緑のカシが鬱蒼と生えていて、小さい公園でしかも新宿-都心の近くにありながら、いい公園だと思った。結構、水場も豊富でカルガモとマガモもいた。

こういう噴水と、なんでこんな風にしたのかわからん倒木は、いただけないが。


下落合、まだまだ見所がありそうなので、またヒマを見つけたら散策しよう。

2008年2月21日木曜日

鴨居 鴨居飯店

以前に一度降りたことがあり、気になってた店。横浜線の鴨居駅下車すぐにある「”名物”シューマイ 鴨居飯店」。地元の民は絶対に行かないという話は聞いていた。



けど、”名物”と言われて、こんな風に立て看板が割れていて、



まだまだこれでもかと”名物”を謳われて、さらにショーケースに”食品衛生”ってシールが2枚も貼られていて、たとえ「地元の民は行かない」なんてありがたい前情報をいただいていても、確認したい気持ちに逆らえずin!

ドアをあけるやいなや、おお何だ!6月の梅雨時の一番不快なじめじめした感じに、プラス、固めてポンするときよりもひどい、嗅いだことのないような嫌~~な廃油のような臭いが充満している。アカン!かなりやってしまった!と直感するが客誰もいず、宮崎駿の映画にでてきそうな超意地悪そうな老婆の店員が、えっ!客きた!?って怪訝な顔してこっちを見る。アカンアカン。けど、最悪のコンディションだからこそ、燃える闘志が治まらない。えい覚悟決めたぜ、席について注文。

オレ、

「とりあえず、シューマイとビール」

老婆、セリフでも読むかのように、

「シューマイは切れてるの」

とかなり不機嫌そうに即答。そしてなぜか厨房にいる初老の旦那なのか息子なのかようわからん料理人に目配せする。えっどういうこと。そして、何か触れてはいけないものに触れた空気が流れる。
が、しかし!
名物シューマイがないってどういうことやねん!?
切れてる?ってニュアンスもやけに腹立つ。
絶対、売り切れてるの「切れてる」ではない。
これは何かあるなと場末刑事の直感で、聞き込みをしてみる。

オレ

「何でシューマイ切れてるの?」

老婆

「ちょっと」

の一言。そして目配せ。
なんやねんその回答、その「ちょっと」てなんやねんとは思うも、ひどい油臭とこの老婆の対応、何か言えない理由がありそうなのと、かなり笑えてしまったので、これ以上突っ込むのはやめにした。

で、

「何する?」

とかぐいぐい聞いてくる。
おいおい、名物シューマイを謳いまくり、それが切れてて選択肢があるのかい!あかんぞー。被害を受けるのは目に見えていたので、一番被害が少なそうなチャーハンを注文した。



一見普通そうに見えるが、おいおい、見たことないぞこの具材の取り合わせ。ナルトがかなり幅を利かせている。そして真夏のオレの額のようなベトツキ感。おい!おい!このスプーンってのもじわっと腹立つ。付け合せのスープは味わうまでもなく、ゴマ油なんだろうけど、かなり食べたくないゴマがくたびれたのかよって変な臭いがしている。うーむ、けど食ってやる。うっ、ただの油飯。何もかもが殺しあっている悲惨な味。笑いながらも意気消沈しているところに店の電話がなる。しかも黒電話でこれがなんか背筋がぞっとした。

老婆電話出る。

「はへ、はへ、●●さんは今日は休みっていってるじゃん」

何の話をしてるのか、かなりぶち切れてる。こんなに不味いもの食わしておきながら、なんか何かに腹を立てているこの老婆が無性に憎い。おいおい!

お勘定を済ませて店からでて、証拠写真を抑えて帰ろうとすると、老婆がでてきて怪訝そうな顔をしている。不気味だ。

地元の民は行かない、名物シューマイが切れている店。
地元の人曰く、客が入っているのを見たことがない店。
食後8時間くらいたつが、まだ気分と調子が優れない店。

勉強になりました。

しかし、シューマイが切れてる理由が、

「ちょっと」

って。

六義園

今日は午後から六義園に!
会社をサボってとかではなく、平日の午後に造園の勉強で見学に行く。優雅な33歳でごめん。

「六義園」2008年2月21日


東京の庭園っていい。浜離宮もいいし、皇居もよい。どこも金かかってるなぁと思う。六義園は柳沢吉保って江戸時代のおっさんがつくったそう。この人、川越藩主とかもしてて、相当やり手やったみたい。川越の街も以前訪れたとき、中心部や畑やそこかしこに柳沢のおっさんの功労が見て取れた。権力をもつことは一方では危ないけど、このおっさんがやったことはかなり今でも機能してることが多くて偉いと思う。

庭とか公園とか、今までは樹の名前とか鳥とか草とかにしか目がいかなかったけど、造園って観点ではじめて見て、やっと意味がわかってきた。池は海で、中の島は涅槃とか大往生とかを表してたりする。それ以外にも茶室とか、石組みとか、植生の組み合わせとか、これから新たな観点で庭を見れそうで楽しみ。まぁ爺臭いけど。

絵心

人生もうまく生きれないように、言葉の表現もままならないように、絵なんてまったくうまく描けないと思って生きてきた。美術の時間とか嫌いじゃなかったけど、うまく描けない自分がいつも嫌だった。楽器弾けたり、絵が描けたりと、芸術に長けた人がいつも裏山し、もとい羨ましかった。想像力は異常な部類の人間だと思うが、頭ん中にぐちゃぐちゃ沸いてくることを形にできない、表現できないことがいつももどかしいと思いつつ、何もかもと同じように惰性で進歩せずに生きてきた33年半。オーマイゴッド!バッド!しかし!今日、絵を書くことに関して、生まれてはじめてすこし面白いと思えた。

今日、環境造園の授業でいきなり真っ白い紙を渡され、今日はデッサン、表現の仕方を勉強しますといきなり言われ、頭が真っ白に。透視法(パース)を用いて描く方法を勉強してもらいますとのことで、おいおい聞いてないよって感じだったのが、先生の教え方がうまいのか、超簡単で超スピーディーで何となくそれとわかる形のものが描けるではないか!しかも鉛筆忘れて、Hの芯のシャーペンで取り組んだけど、形になる!これは、超楽しい!



線を並べて囲うと竹垣に!
斜めに円錐形にじゃじゃと描いて足をつけると針葉樹!
立法体描いて伸ばしてそれぞれの面に濃淡を施すと立体的な垣根に!
丸描いて足つけたら広葉樹に!
男性!女性!子供!車!犬!
あはは!超楽しい。

たぶん記憶障害の不確かな記憶をたどると、中学生のころに美術の時間できっと勉強してるはずなんだけど、まったく忘却していたんだと思う。たぶん、美術の先生が嫌いだったとかそんな理由もあるだろうけど。

で、調子こいて日本庭園に樹木を配置したりした。



まぁこれはイマイチだけど、でも、超楽しい。
もう少し絵が描けるようになって、ベレー帽をかぶってやるのだ!と決意。

2008年2月20日水曜日

池袋 人生横丁「げんき」

高田馬場に毎日行ってるので、新宿もぷらぷらしているが、ちょいと前から気になりまくってたけど、なかなか機会がなくていけなかった逆方向の池袋が散策したくてたまんなくて、ちょいと一杯やってきた。

ほんとうは、北口に酒屋兼飲み屋のおもしろそうな店があるとのことで、そこに行くつもりだったが、ぐるぐる回っても見つからなくて、あえなく東口方面に。

あったあった、しかも、おいおいほんまかよ、その名も人生横丁。リサーチ済みだったけど、実際この看板見ると、笑えるし泣けた。人生の横丁って、なんてハイセンス。



もちろん昭和臭ぷぷぷんぷんだが、ここはなんというか、この盆踊りみたいな提灯と、寂れた商店街の電信柱に刺さっているかんじの紅葉の造花が独特の雰囲気を出している。人生はお祭りなのかいって。



スナックやら飲み屋がところ狭しと並ぶ中、普通に生活している家もある。いつもこういうところには、どんな人が住んでるのかとても気になる。そして、一度こういうところで埋もれた生活をしたいという欲求にかられる。



で、リサーチ済みの一軒の店に入ってみた。

立ち呑み「げんき」



開けるやいなや、いい感じ。いや、やけに感じがよい。カウンターは5人入ればよしのサイズ。ストーンズでドラムたたいてそうなマスターと、いかにも見習い風のガタイのデカイけど腰が低すぎる兄ちゃん。先客が一人いて、いかにも常連っぽい旦那。どうぞどうぞと奥に詰めてくれる。こういう気がきく常連さんがいる店はかなりよいのだ経験上。そして店のショーケースはピッカピカでネタも新鮮そうなのが一目でわかる。なにせ、マスターが毎日築地で仕入れてるらしい。マスターは鹿児島出身とのことで、焼酎の品揃えも売りとのことで、この狭い店に、ところ狭しと陳列されていて、ラインナップもかなり興味津々なもの。うむ、同行していた相棒くんも目がきらきらり~。

常連さん「ここははじめて?」

俺「いえす」(試されてる試されてる)

常連さん「雑誌とか見ないで来たの?」

俺「いえす」(嘘をつく)

常連さん「すごいね~」(そんなわけないでしょの含み)

俺「いや、雑誌は見ました」(すぐ撤回)

で、酒を注文して、マイ箸を出したところで、常連さんの目がきらきらり。

常連さん「それって自分の箸?エコだねエコ!」(エコって、こっちは恥ずかしいぜよ、、)

がしかし、これがきっかけで話盛り上がる。東京の呑み屋事情について熱く語り合ったりしちゃった。有楽町にいい店がある情報も口コミでゲット。マイ箸をもってて、はじめてマイ箸の効果を知った気がするin人生横丁。

焼酎はほんとうにたくさん種類があって、好みを言えば適当に真剣に見繕ってくれる。しかも伊佐美500円と安い。しかもロックは擦り切れいっぱいいれてくれる。で、気になった焼酎があれば、なんと無料でテイスティングさせてくれる。アテも、100円から300円くらいがメインで、うなぎ、レバ、おでんとどれも旨い!とくにレバがおすすめ。

この後、プラス常連さん2名が来て、なんだかんだと大盛り上がり。店をはじめた頃に、まったく客がいなかったときに通い詰めてくれたという常連さんには、付きだしで刺身盛りが出る。ネタもよさそうで、普通に食ったら、2千円くらいしそうだった。見習いのガタイのいいお兄ちゃんも、この店が好きで通い詰めて、妻と子供が二人もいるのに、2日前から正式に働き出したとか。マスターはマスターで店を辞めて絵を描きたいとか。ボブマーリーがずっとかかってたし、写真とかもあったので尋ねてみると、ジャマイカに移住して絵を描きたいんだとか。おもしろい話がいっぱいできた。もう、何がなんだかわかりませんってくらい楽しい呑み屋でした。

人生横丁 げんき。ふくミシュランに認定。

2008年2月17日日曜日

10万坪!!!

今年は畑を借りていろいろやりたいと思ってたら、すごいところが見つかった。まだ借りれると決まったわけではないけど、かなりやばい。藤野にこんなとこあったの!ってびっくりした。広さはなんと10万坪で、何人かの人が借りて共同農場みたいになっている。その一角をもしかしたらもしかしたらもーしかしたら借りれるかもしれない。藤野駅から陣馬山方面に車で5分くらいのところで、一般道から少し山道を100メートルくらいあがったところ。車でいくとはじめは、そんなとこに畑なんてあるんかいなと思うけど、杉林を登りつめると一気に視界が開けて、丘一面が大大大農場になっている。



一緒に見に行ったOさん夫婦とK君もみんな、うっひょーとテンションがあがりまくる。まじで「藤野にこんなとこあったんかいな!」と。大大大農場からの景色も最高で周り一面が広く抜けていて、かつ程よい距離感で山に囲まれている。これは、もう、ここでやりたいのだ!どうしてもここでやりたいのだと思った。妄想も膨らみまくりで、借りれるのか!と気があせるけど、絶対ここでやりたいと思う。もし借りれたら、PC仲間のみんなも是非是非よろしく!

ここが借りれるかもしれない区画。むひょー。

ジャンクガーデン



一冊のガーデニングの本で、ジャンクガーデンという発想に出会った。おもしろい。ジャンクガーデンとは、錆びかけたブリキのジョウロ、苔むした素焼きのポッド、ペンキのはげた木製のベンチといったものをうまく再利用して、ちょいと小洒落たガーデンをつくる。以前から廃材とかそこら辺に捨てられているゴミや朽ちたものを利用して、ちょっとイカレたものがつくりたかったので、この発想がピタッときた。今日はOさん夫婦も家に来ていて、天気もよかったので、やってみた。前の住人さんが置いていったヤカンにそこら辺に生えている草木を植えてみる。なんかようわからへんけど、勢いでやってみたらなかなかおもしろいものができた。なんかこういうのって美しい庭をつくってあぁ~と思うより、何だこれと思い続けることができていいと思う。こんどは何に植えようかしら。なはは。

2008年2月8日金曜日

新宿 思い出横丁「岐阜屋」

新宿思い出横丁の中華屋。以前から何度か来たことある。思い出横丁は、いい雰囲気だが、結構ぼられる。ここはラーメン並が350円と良心的な設定。ど汚くて中華屋なんだけど、大体の客が飲んでて飲み屋になってる。管理職クラスのおっさん達が夕方からのんだくれてる。超楽しそう。こういう日本好きさ俺。

母べぇ

母べぇを見た。山田洋次監督、吉永小百合主演。戦時中、ドイツ文学者の旦那が思想犯として投獄され、社会から蔑視されながらも、こころよき人達とのつながりの中、信念をもってたくましく生きるひとりの女性の生きざまを描いた映画。
戦時中の日本について知る時いつも思う。戦争という目的のため、いとも簡単に思考停止させられる大衆。正しき思考、個人の自由や生命が、権力により剥奪される。わずか半世紀前にこのような社会が存在していたのだ。歴史の事実を知り忘れないことは言うまでもなく、なされなければならない。が、しかし、戦争は繰り返さないとも、大衆を思考停止に導く権力は、いまだ存在していると思う。

2008年2月7日木曜日

わびさびだぁ〜

今日は学校で実習。竹で花瓶をつくる。超簡単。竹ってほんと加工しやすい。ノコギリやナイフで容易に切れるし、ナタとか使えばサクッと割けるし。寿命は短いが、その短所を理解してれば、多用途で便利な材だと思う。

使った竹が孟宗竹だったので、あたい好みに渋くできてしまった。ついでに冬枯れした枝と緑をさして完成。渋い、わびさびじゃわい。盆栽が無性にやりたくなった。

2008年2月5日火曜日

色だぁ〜


今日は学校、午前中は色彩の授業だった。教材として色カードを貰う。196色ある。ところで人間が識別できる色の数ってわかりますか?
100色
500色
1000色
ノン!
人間は750万色から1000万色を識別できるそうだ。人間すごいっていうか色どんだけ〜って。
でも基本は無彩色(白と黒)と有彩色12色でそれの組み合わせでこんなけの色が生まれるわけ。
あと、普段の生活でいかに色に対して無頓着ながら組み込まれてるかって。信号の青色って青じゃなく緑なのに青信号って思い込んでたり。風邪薬のパッケージはは元気になるように、暖色系で、頭痛薬は鎮静するよう寒色系でデザインされてたりする。また、そんなこと気にせずに意識しないでも気付くようデザインされてたりするのも色の世界。
この色とこの色を組み合わせたらこんな色に!とか、興味好奇心はつきない。

僕はどしても原色が好きだけど、色んな色知って自分の色を探してみたいなと思った。

2008年2月4日月曜日

馬場だぁ〜

今日から高田馬場の学校で三ヶ月造園の勉強をすることに。今日の授業内容は庭の歴史や石について、今勉強したいことなので具合よい。で、なんと授業は16時まで。ということは、16時からイケる!なははってことで、どこだどこだと探すこと数分。ぷ〜んと鼻につく路地を行けばありました。スナックやらスナックやらスナックやらら〜が立ち並ぶいかがわしい路地。ガード下じゃないけど、線路横。西武線がひっきりなしに行き交う。猫ちんもウロウロしてる。ビニールの暖簾をくぐれば客一人。もちサボッてるサラリーマン。結構いい身なり。けどぐでんぐでんで家族の愚痴言ったりコップ割ったりしてる。店はけばけばしいおばさんが何かわからんけど魚のカマを焼き続けている。いい感じ。おそらくかなりお世話になると思います。
よろしく馬場だぁ〜。

2008年2月3日日曜日

積雪?センチ

大雪とは聞いていたが、めちゃめちゃめちゃめちゃ積もってる。昨日から泊まってるゲスト君とカマクラつくるしかないか。しかしまだまだ降ってます。